司法試験並の問題も。勉強方法を考えよう
法律系国家資格の中では難関なジャンルにはなります。
司法試験と難易度はそう変わらない、とまでは言いませんが、同レベルのものが出題される場合はあります。
基本書や対応策に関する本などがたくさん販売されていますので、独学での合格も不可能ではありません。
しかし、その内容は知識を問う択一式だけでなく、記述式もあります。
この記述式はとても難易度が高く、不動産登記や商業登記に関する正確な知識が問われます。
そのため、合格を目指すなら、予備校や通信教育を受講するのが安心で確実ではありますね。
予備校や通信教育であれば、難解な部分について質問ができたり、法律の改正や判例の変更を知ることができるなどのメリットがあるからです。
合格のための択一式の勉強方法としては、基本書を読みつつ、問題集を解くというのが基本になります。
範囲は科目だけでも民法や憲法、刑法、不動産登記法など広いですし、問われる内容も学説の解釈や判例の理解など、程度が高いです。
そのため、まんべんなく覚えるというのではいつかギブアップしてしまいかねません。
そこで、過去問を中心としたものを使って、重要な部分をピンポイントで理解し、記憶していくのが効率的です。
合格は1日にしてならず
この試験は何年もかかって合格する人のほうが多いくらい難しいですから、過去問等を重視して、大事なところだけをマスターするという姿勢が大切なのです。
こうして択一式に関する解答力を高めたら、次に記述式を解けるようになりましょう。
具体的には記述式も、過去10年間くらいの過去問をまずは解いていきます。こうすることで、記述式で問われることや解答の方法をつかむことができます。
過去問を確実に解けるようになれば、あとは予想問題集や模試をたくさん受けて、本番でも記述式がしっかり解けるように訓練していくだけです。
このように、問われる知識の量と質がともに高いという特徴があります。範囲をすべてマスターするのいうのは不可能ですので、問題集をナビゲーターとして、重要なポイントを確実にマスターしていきましょう。
そうすれば模試でも点数を上げることができて、自信とモチベーションを維持できます。
この自信とモチベーション、これが当日にかなり影響してくるなって感じる人は多いのではないでしょうか。
緊張するのは、自信が無いことが原因とよく言われています。
しかし、言うまでもこの試験を受けるために、多くの時間と労力を咲いてきたことだろうと思います。
頭にはしっかり残っているはずの知識。
でも、形が無いと自信て保てなくなるものかもしれません。
- 本当なら分かっていたはずなのに・・・
- 焦って、一問ずつずらして解答してしまった・・・
- 覚えていたはずなのに、頭のなかが真っ白になっちゃって・・・
こういうこと、よくありますが、やはり、いつもと違う場所や周りに大勢の人がいると緊張してしまいますよね。
周囲の字を書く音にさえ焦りを覚えてしまう時もあります。
これってお分かりだと思いますが、焦りや不安から来ているものです。
そこでおすすめしたいのが、勉強に使ったノートなどをダンボールなどに入れて保管しておくことです。
もちろん、保管すること自体が目的なのではなく、どれくらい勉強したか、その「量」を見返すためです。
ダンボールから取り出して、積み上げてみるのもいいですね。
あとで見返すことを考えて、ノートの見出しに一言自分にメッセージを添えておくのもいいですね。
過去の自分の言葉って励みになるのではないでしょうか。
「こんなに勉強したんだ。大丈夫だ!」
そう思うことで、心に余裕が生まれてきます。
余裕が生まれれば、頭がスッキリとしてきますね。
他の人から言われると、逆にプレッシャーになりかねないこの言葉。
一番効果があるのは、自分自身で言うことです。
眠いのを我慢して、遊びたいのを我慢して、忙しい毎日の中、仕事や家事、育児、または他の勉強等と一緒に頑張ってきたのかもしれません。
悔しい思いをして、何回も頑張っているのかもしれません。
もしかしたら、直前で風邪を引いて寝込んでしまったとしても、それで今までの努力が消えるなんてことはありません。
頑張った自分を一番知っているのはあなた自身です。
だから、あなたがあなた自身に声を掛けてあげてください。
「大丈夫!あんなに勉強したんだから。」
「これが終わったら・・・・しよう!」
口に出して、自分に言い聞かせることで、モチベーションもグッと上がりますよ。
そして、大切なのは体調管理ですね。
やはり、試験当日は万全の体調で臨みたいものです。
手洗いうがいなどの徹底はもちろん、人混みを避けるなど、出来るだけのことをしたほうがいいですね。
体調管理も勉強の一つとして、毎日気をつけてくださいね。